Ⅰ ボランティアバスの記憶
東日本大震災の特徴
震災当日、東京での帰宅難民を経験した私
震災3 日目 仙台
プロジェクト始動
「つながろう こころとこころ」
5 月 東北縦断
「おもい」を共有
「おもい」を形に…赤い羽根共同募金
6 月 石巻視察
第3 弾 被災地ボランティアバス始動
ボランティアバスの特徴
第1 回 ボランティアバス出発!
宮戸島の震災状況
どうしても宮戸島で
ユニクロ、大塚製薬、日本テレビ、日本赤十字社、
サカタのタネなど企業の力を投入
8 月の予定/宮戸島祭り
島の人の遠慮深さが気になる
臨時便、急遽ボランティア頼む!
慣れない手つきでも一生懸命
二度目の一生のお願い! 「少年自然の家」誘致への
企画書作成
夕食後も活動できるように
島の人との交流・ボランティアの成長
買い物ツアー
クリスマス& 年忘れ会
千人鍋
新年を迎えるにあたっての支援の方向性
縄文村再オープンセレモニー
生きがいを求めて…未来へ
Ⅱ あの日の夕日へ ― 3.11 あれから私は……
Ⅲ 災害時の「善意」のボランティアをどう活かすのか?
災害ボランティアに影響を与えた3つの要因
1・被災地では一刻も早く人海戦術でガレキなどの片づけを
―無料のボランティアバスを―
2・「災害初動期」は、災害ボランティアセンターの窓口・
受付の在り方を工夫する
3・災害ボランティアセンターに集まってくる人の「おもい」
を活かす
4・被災された方には誰でも支援が受けられることを伝えよう
5・「災害ボランティアは自己責任で自己完結」の文化を浸透
させよう
6・適切な支援活動の正しい報道は被災地への命綱です
7・「災害後期」には心のケアと社会的自立への支援
8・災害を前に「人を活かす」研修を
問1 「人の尊厳」とは何か。
答1 「人がもっている、人を幸せにする力(魂)と
それを認める力(魂)」なのではないか。
問2 「自立した日常生活(を営むこと)」とは何か。
答2 「人の幸せを自分の幸せと感じることができる
(尊厳)日々の暮らし」であり、
「楽しみのある暮らし」なのではないか。
問3 「尊厳を保持した自立支援」とは何か。
答3 「利用者を大切にするための方法」なのではないか。
問4 「利用者本位(主体)」とは何か。
答4 「利用者を決して裏切らないこと」、「生活を営み
人生を歩む主人公は、あくまで利用者本人
であること」なのではないか。
問5 「アセスメント・モニタリング」とは何か。
答5 利用者を大切にするために、「その人のことをよく
知ること」、「悲しみと深さと希望の高さ
を測ること」なのではないか。
問6 「ケアプラン・個別サービス計画」とは何か。
答6 「利用者・家族と対人援助者が、利用者の自立した
日常生活の実現について相談し、合意した
ことを書きとめる道具」なのではないか。
問7 「サービス・サポートの実践」とは何か。
答7 「尊厳を保持した自立した日常生活を成り立たせる
ための具体的な支援」なのではないか。
問8 「ケアマネジメントの質の向上」とは何か。
答8 「介護支援専門員のモチベーションを引き上げること」
なのではないか。
問9 「ケアマネジメントの全額公費負担」とは何か。
答9 「人の尊厳の保持と自立した日常生活の実現の支援を
必要な人には、もれなく確保すること」なのではないか。
問10 「地域包括ケア・地域共生社会」とは何か。
答10 「あなたが幸せでなければ、私は幸せではない。
という気持ちをもった地域住民によって支えられた
地域を創ること」なのではないか。
1 熊本地震とは?
2 熊本地震 災害の実態
インタビュー 若手スタッフ2人が経験した
グループホーム震災当日
回想 発災初日、私は台湾にいた!!
■災害時、認知症の人を支えるために必要な
小規模事業所管理者の心得
コラム 震災から1ヵ月、小規模多機能ホームの状況
3 事業所側の自然災害への備え
コラム 厚生労働省現地対策本部から熊本の皆様へ
4 震災の支援とフェーズ
5 支援に向かう側からの視点
■緊急時DCATによる熊本支援結果報告
インタビュー 災害支援活動に心を寄せて
コラム 震災経験者として思うこと
6 小規模事業所への災害支援活動の心得
7 災害時のコミュニケーションツール―SNSは
何をもたらしたか―
8 被災者と支援者をつなげるネットワーキング
の必要性
9 災害時のフェーズとケアの在り方―主に
ストレスマネジメントの観点から―
10 復興支援ふれあい活動
認知症のケア―その人を中心にしたケア
1.食事を始めてもすぐに止まってしまいます
●認知症の中核症状とは
2.三食しっかり食べているのに「食べていない」と言うので
どう対応していいか困っています
3.食事を準備して出かけたのに食べてくれませんでした
●BPSDとは
●BPSD発生のメカニズムとは
4.「食べたくない」と言って食事をしなくなりました。
どうしたらいいでしょうか
5.食べられないものを口に入れるので困っています
●失認とは
6.お風呂に誘っても断られてしまいます。
どうしたら入ってもらえますか
●記憶の分類とは
エッセイ 認知症ケアの心に向けて
7.お風呂に入るときに、いつも不安そうで怖そうに
しています。どうしてですか
●注意機能障害とは
8.トイレ以外の場所で排泄することがあります。
どうすればいいでしょうか
●見当識障害とは
9.歩行機能が低下しているのに立ち上がろうとして危険
です
10.いつも歩き続けています。本人の自由にしてもらって
いるという意味ではいいですか
11.自宅にいるのに「家に帰りたい」と言います。
どうすればいいでしょうか
12.「家に帰りたい」といつも言われ、それに対応できずに
困っています
13.1日中、机を叩いています。止めるように言っても止め
ません
14.トイレ以外に部屋から出なくて心配です
15.1日中、大きな声で叫んでいます。周りの利用者もうん
ざりしています
16.頻繁にトイレ介助を求めるのですが、排泄がない場合
もあって大変です
17.「薬をください」と何度も繰り返します
18.他人の服を自分の服だと言って困っています
19.家族に何度も電話したがります。家族も困っています
20.スタッフは嘘をついてもいいのでしょうか
21.薬を勧めても飲んでくれません
22.夜起きて、家中の照明を点けて回っています。どうして
でしょうか
23.介護を拒否し、叩いたりつねったりされます
24.デイサービスへの送迎がスムーズにいきません。
いい方法はないでしょうか
25.「あなたが財布盗ったんでしょ」といつも責められて気が
滅入ります
26.鍋を焦がすことが増えてきました。在宅生活が続けられ
るか心配です
●実行機能障害とは
27.洗濯物を干すのが難しくなってきました
●失行とは
28.ゴミ出しがうまくできません
29.高額の商品を購入しているようです
30.知らない間に外に出て行って、警察に保護されてしまい
ました
31.レビー小体型認知症と診断されました。どのような点に
注意が必要でしょうか
32.前頭側頭型認知症の人が生活に馴染めず困っています
33.コンビニから勝手に物を持ってきてしまいます
34.認知症の人同士の関係がこじれているようです。
うまく対応する方法はないでしょうか
35.あることないこと噂をして困ります
36.夫が妻に暴力を振るっています
37.家族の面会が少ないように思います。もっと来てもらえ
るように声をかけたいのですが
38.家族から拘束してほしいと求められます
39.入浴介助の際、数ヵ所にあざを見つけました。虐待かも
知れません。どうすればいいでしょうか
40.スタッフに認知症の人本位のケアをするように伝えます
が、なかなか伝わりません
41.スタッフが教えたことしかできません
42.医師に相談に行ったところ、「診断に口出しするな」と厳
しく指導されました。どうしてですか
エッセイ “僕にはメロディーがない”
43.スタッフ同士で目指しているものにズレがあるようです。
カンファレンスもスムーズに進みません
認知症の始まりの頃
Q 1.認知症になりやすい人というのがありますか。
Q 2.認知症の初期はどうしたらわかりますか。
Q 3.認知症かも知れないと思ったらどこへかかれば
いいでしょうか。
Q 4.認知症だと思って医者へ連れて行ったら、頭の
MRIは年齢相応で異常はないと言われました。
どう考えたらいいのでしょうか。
Q 5.認知症を発症前に診断することはできないの
ですか。
Q 6.「俺はどこも悪くない」と言って医者にかかろう
としません。どうやって病院へ連れて行った
らよいでしょう。
Q 7.アルツハイマー病という診断を受けました。
認知症とどう違うのですか。
Q 8.自分も忘れっぽくなったのですが認知症になる
のでしょうか。
Q 9.認知症と食事の習慣は関係がありますか。
Q 10.アルツハイマー病は遺伝しますか。
Q 11.今は認知症の症状はありませんが、両親が
認知症なので今から薬を飲んでおくことは
予防になりますか。
Q 12.「お腹が痛い、足が痺れる」と大騒ぎしますが、
病院では何もないと言われて治療してくれま
せん。家族はどう対応したらいいのでしょう
か。
Q 13.自分で薬を管理しているのですが、飲み忘れ
たり、飲み過ぎたり、同じような薬をいろい
ろな病院や薬局でもらって来てしまいます。
心配になり、家族でみようとすると、興奮し
て怒り出し、渡してくれません。
Q 14.認知症の薬で症状が悪化することはあります
か。
Q 15.認知症に効くサプリメントはあるのでしょう
か。
Q 16.「軽度認知障害」と言われました。認知症とは
違いますか。
Q 17.アルツハイマー病と言われました。本人に知
らせるべきでしょうか。
Q 18.認知症を診てもらえるという「認知症疾患医療
センター」とは、どういうところですか。
Q 19.明るく活動的な人でしたが、近頃無気力になり
趣味の習い事も理由をつけて休み、テレビや
新聞も見なくなりました。
Q 20.「もう死にたい」とよく口にしますが、大丈夫
でしょうか。
Q 21.「誰かに聞かれるといけないから」と、ひそひそ
話をするようになりました。認知症でしょう
か。
Q 22.最近、多弁になり、いろんな人に作り話をして
います。寂しいのでしょうか。
Q 23.お金や通帳を冷蔵庫や畳の隙間など変なところ
に隠すようになりました。
Q 24.気前よく人にお金をあげたり高額な物を契約し
てしまいます。どうすればいいでしょうか。
Q 25.外では「穏やかで楽しいお年寄り」と言われてい
ますが、家では性格が変わって気難しくて暴
力的です。どちらが本当なのでしょうか。家
族の対応に問題があるのでしょうか。
Q 26.「財布や預金通帳がない」と言って大騒ぎした
り、「嫁がセーターを盗った」と交番に届けた
り、近所の人に言いふらすので困っています。
Q 27.「毒が入っている」と言ってせっかく用意した食
事に手をつけません。
Q 28.「外に男がいる、浮気している」と言って責めま
すが、私には身に覚えがありません。“色ボ
ケ”でしょうか。どうすればいいのでしょうか。
Q 29.昔のことは覚えているのに、数分前のことを忘
れてしまうのはなぜでしょうか。
Q 30.認知症といわれていますが、まだ運転をしてい
ます。運転は止めさせるべきでしょうか。
Q 31.夫はまだ54歳なのに認知症になっています。仕
事は続けさせたいのですが。
Q 32.母は通信販売などで不要な買い物をしています。
止められるよい方法はありますか。
Q 33.お風呂を勧めると「昨日入ったからいい」と言っ
て入りません。もう1ヵ月以上になります。
Q 34.調理に時間がかかり、献立はいつも味噌汁とア
ジの干物です。味つけも変ですが、本人は平
気で食べています。
Q 35.同じ物を着て着替えようとしません。どう勧め
たらよいでしょうか。
Q 36.危ないので台所の火は使わせないようにしまし
たが。
Q 37.パンや納豆など同じ物を買ってきてしまうので
家に物が余ってしまいます。
Q 38.大した用事もないのに昼夜かまわず電話をしま
す。
Q 39.冷蔵庫や食器棚に腐った物が置いてあります。
Q 40.郵便物が紛失したり、かかってきた電話の用
件が伝わらなくて困ります。
Q 41.認知症で食べてはいけないものがありますか。
Q 42.認知症の人でもお酒は飲んでもいいのですか。
Q 43.糖尿病なのに食事制限が守れません。どうやっ
たらいいでしょうか。
Q 44.約束したことでも「そんなこと知らない」と怒り
ます。どう説明したらいいですか。
Q 45.家事が難しくなっているので、ヘルパーさんを
頼みましたが、「帰って」と言い、中へ入れま
せん。
Q 46.間違ったことをしているのを見るとつい声を荒
げて叱ってしまいます。私は優しくないので
しょうか。
Q 47.一人暮らしの親とは離れているので、年に何度
かしか帰れません。電話での声は元気です。
呆けてほしくないと思っているのですが、ど
のようにして見守りをしたらよいですか。
Q 48.毎日、日記を書かせてその日の出来事を思い出
させるようにするのは効果がありますか。
Q 49.孫が遊びに来る日に「今日は孫が来るのか」と5
分おきに聞いたり、デイサービスの日に朝か
ら何度もそれを確認するので疲れてしまいま
す。忘れが進んだのか心配です。どのように
対応したらいいのでしょうか。
Q 50.耳が遠くなったので補聴器を買ったのですが、
本人は「うるさい、いらない」と言って使い
ません。当人は「困らない」と言いますが、
家族は話が通じないので困っています。
Q 51.認知症の介護認定はどうしたらよいのでしょ
うか。
Q 52.1日のうちでも落ち着いているときと、調子の
悪いときがあります。認定調査はどのような
時間に設定すればよいですか。
Q 53.認定調査のとき、本人は、実際よりよくみせ
ようとして「なんでもできる」と言ったり、
頑張って普段できないようなことをやって
みせたりします。普段の様子が正しく伝わる
かどうか心配です。
Q 54.ケアマネジャー(介護支援専門員)の方には、
日常で困っていることをなんでも相談して
よいのですか。
認知症の進む頃
Q 55.認知症の母がいます。アリセプトRという薬を
飲んでいても症状が進んでいるようです。別
な薬に替えてもらえるでしょうか。
Q 56.認知症が進んで夜寝ません。睡眠薬は使って
も大丈夫ですか。
Q 57.認知症の人に急に病気が併発したらどうすれ
ばよいでしょうか。
Q 58.昼夜逆転、徘徊、暴言などがあり、医師から
アリセプトRが処方されました。飲んでも症
状が落ち着きません。どのくらい飲めば落ち
着きますか。
Q 59.「自分はどこも悪くないから」と薬を飲もうと
しません。
Q 60.肺炎や骨折などの急病のときに病院で診ても
らえるか心配です。
Q 61.認知症が進むと暴れたり、妄想をもつように
なるといわれているので、これから先が心配
です。
Q 62.怒りっぽく精神症状がひどいので安定剤をも
らっています。却って症状が進行するのが
心配です。
Q 63.認知症の薬の量がだんだん増えていきます。
一度増やしたらもとに戻せないのですか。
Q 64.認知症が進み在宅介護が難しくなりました。
入院または入所できる施設サービスにはどの
ようなものがありますか。
Q 65.「認知症サポート医制度」があると聞きました
がどんな制度ですか。
Q 66.「お父さん遅いわね」と、もう亡くなった夫が
いるようなことを言います。
Q 67.夕方になると「お世話になりました。家に帰
ります」と他人行儀に挨拶して、家を出てい
こうとします。「ここが自分の家だ」と説明
しても5分もしないうちに同じことを言って
きます。どうしてでしょうか。
Q 68.「家に帰る」とは生まれた家のことで、子ども
時代に返ったのだから、その頃の思い出を
話してもらうと落ち着くといわれますが、
本人は「そんなこと忘れた」と話に乗ってき
ません。そういうときにはどうすればいい
のですか。
Q 69.毎日同じことを言っても通用するのでしょう
か。嘘をついてもいいのでしょうか。
Q 70.昼夜が逆転して、夜は眠らずに起きていて、
昼間は眠っています。昼間は起こしている
方がいいのでしょうか。
Q 71.会話をしていてニコニコしていると思って
いると「何笑っているんだ」と突然怒り出し、
びっくりすることがたびたびあります。
何か原因があるのでしょうか。
Q 72.家でお風呂に入れようとすると抵抗して大騒
ぎになります。
Q 73.トイレを汚して困っています。自分で始末さ
せた方がいいですか。
Q 74.猫を飼っているのですが、世話ができずに部
屋の中が猫の糞尿で大変不潔な状態です。猫
を里子に出そうと相談しても納得してくれま
せん。放っておいた方がいいのでしょうか。
Q 75.数分おきにトイレに連れて行けと言います。
連れて行っても排泄はないのです。
Q 76.石鹸やトイレットペーパーを口に入れてしま
うので危ないのですが。
Q 77.隙をみては玄関から出て行こうとします。鍵
をかけてはいけませんか。
Q 78.留守の間、大きい字で張り紙をしておいたの
ですが、用事が通じません。
Q 79.認知症の人がたくさん食べているのに太らな
いのはなぜですか。
Q 80.食事をした後でもすぐに「ご飯まだ食べてない
から」と要求します。
Q 81.引っ越しや入院は認知症が進んでしまうので
しない方がいいと聞きますが。
Q 82.汚れた下着をしまい込んで、カビが生えてし
まいます。
Q 83.おむつ外しで不潔になるのでつなぎ服を使い
ました。人からはつなぎ服はいけないと言わ
れました。
Q 84.毎日1人で散歩していますが、道に迷わないか
と心配です。行き倒れになったらとか、ほか
の人たちに迷惑をかけるのではないかと気が
かりですが、対策があるのでしょうか。
Q 85.行方不明になったらまず、どうしたらいいで
しょう。
Q 86.プライドが高くて、デイケアのようなお年寄
りの集まりには行こうとしません。
Q 87.デイサービスに母と見学に行きましたが、「あ
んなところに行きたくない」と行きたがりま
せん。どうしたらよいでしょう。
Q 88.認知症のお年寄りにはグループホームがいい
と聞きましたが。
Q 89.グループホームとはどのような施設なのでし
ょうか。利用するにはどのようにすればいい
ですか。
Q 90.家族が入所施設を選ぶときに何か注意するこ
とはありますか。
Q 91.ショートステイを利用すると認知症が進むの
でしょうか。
Q 92.親戚の不幸を知らせても大丈夫でしょうか。
Q 93.娘の私をお手伝いさんと思っているようです。
何度言ってもすぐ忘れて悲しくなります。
Q 94.「どうしたらいいの」といつも私(主たる介護者)
の後をついて歩くのでやり切れません。
Q 95.たまには旅行したいのではと思い、温泉に誘
ったところ喜んで「行きたい」と言います。
家族と一緒に旅行に連れて行きたいのですが
、かまわないですか。
Q 96.たまに来る娘や親戚の人には上機嫌でそつなく
応対するので、日常の大変さがわかってもら
えず「世話の仕方が悪い」と言われます。
Q 97.病気だからと思っても聞き流せないことや排泄
の失敗などが重なると、ついきつく叱ってし
まい自己嫌悪に陥ります。
Q 98.隣の家からお年寄りの大声で泣くのが聞こえま
す。虐待でしょうか。どこに通報したらよい
ですか。
Q 99.認知症の姑を看ています。若い頃いろいろつら
い思いをさせられたこともあって複雑な気持
ちです。介護経験のある友人は「介護者の会」
の入会を勧めますが、「知らない人には話した
くない、知っている人には聞かれたくない」と
いう気持ちがあり揺れています。
Q 100.在宅で看るのが限界ですが、施設に預けると
なると後ろめたさや寂しさを感じて決心がつ
きません。
Q 101.訪問介護では何人ものヘルパーが入れ代わり
立ち代わり入ると聞きますが、混乱しないで
しょうか。
Q 102.母は認知症ですが、母の性格に合うような静
かでこじんまりとした施設に入ってもらいた
いと思います。家族が選ぶことはできますか。
Q 103.施設の入居者とよく喧嘩をして迷惑をかけて
いるようです。あまりひどいときには退所さ
せられるのでしょうか。その後は別の施設を
紹介してもらえますか。
Q 104.ショートステイを利用したら疥癬に感染して
しまいました。「治るまでデイサービスは休
んでほしい」と言われて困っています。
認知症が重くなった時期
Q 105.認知症が重くなったときの薬はありますか。
Q 106.薬を飲ませるのが難しくなっています。
Q 107.薬を飲ませるようになってから、口をもぐも
ぐさせる、よだれが出る、舌が出る、午前中
ボーッとしている、足がもつれるなどが目立
つようになりました。とても気になるのです
が。
Q 108.常に足がピクピクひとりでに動きます。
Q 109.たびたび痙攣が起きるようになりましたが、
救急車を呼ぶべきでしょうか。
Q 110.テレビに映っている人にお辞儀したり、アナ
ウンサーの話に受け答えするようになりまし
た。
Q 111.毎朝、洗面所の鏡の前に行って、鏡に映る自
分の姿に話しかけたり、挨拶するのはなぜで
しょうか。
Q 112.暴力行為がひどいので、どこでもショートス
テイを断られてしまいます。
Q 113.デイサービスを利用して認知症の夫を預けて
います。施設の連絡帳にたびたび「職員に手
を上げます」「廊下に放尿がありました」とい
った様子が書かれて帰って来ます。施設の方
々に申し訳ないので預けるのを止めようと思
っていますが。
Q 114.昼も夜も大声を出して何度も人を呼ぶので介
護する方が疲れます。
Q 115.夜中に急に起き出して「空襲だ、火事だ」とか
「どろぼーがいる」と大声を出して興奮し、落
ち着きなく動き回ります。
Q 116.大便を手でこねたり、衣類や壁などに塗りた
くるので困っています。対策はあるのでしょ
うか。
Q 117.食べ物をよくむせるようになりました。
Q 118.食べた物を口に入れたまま、いつまでたって
も飲み込もうとしないので困っています。
Q 119.口から食べ物を摂れなくなりました。これか
らどうしたらよいでしょう。
Q 120.最近、冷蔵庫にある肉や大根やネギなどの野
菜を、なまのまま食べてしまいます。またバ
ターを1ケース食べたり、お歳暮で届いたミカ
ンを1箱食べてしまいました。身体に害はない
のでしょうか。
Q 121.穏やかな表情で眠っている時間が長くなりま
した。そっと寝かせておく方がいいのでしょ
うか。
Q 122.言葉も出なくなり、無表情で絶えず大声で叫
ぶなど、ほとんどコミュニケーションがとれ
ません。意思疎通を図る手立てはないもので
しょうか。
Q 123.もし、介護する人が急にいなくなってしまっ
たらどうすればいいですか。
Q 124.「成年後見制度」とはなんでしょうか。
Q 125.後見、保佐、補助の意味を教えてください。
Q 126.アルツハイマー病の「終末医療」はどのように
行われるのでしょうか。
知っておきたいまめ知識
1 パーソンセンタード ケアとは
2 長寿社会と認知症―社会的な取り組み
3 認知症の人の地域ケア
―本人のよりよい暮らしを地域で支えていくために
4 生活障害の理解と支援
1.アルツハイマー型認知症
2.前頭側頭型認知症
3.レビー小体型認知症
4.血管性認知症
1.易疲労性(疲れやすさ)
2.失見当識
3.記憶障害
4.失語
5.失行
6.失認
7.注意障害
8.実行機能障害
9.生活の質
1.妄想(物盗られ妄想、見捨てられ妄想など)をもつ人
2.不安をもつ人
3.抑うつ気分をもつ人
4.混乱や戸惑いが目立つ人
5.衝動性が目立つ人
6.睡眠・覚醒リズム障害がある人
7.幻覚(幻視・幻聴)をもつ人
5 自立支援とリスクマネジメント
1.認知症の人の転倒の特徴
2.認知症の人の転倒の原因とアセスメント
3.認知症の人の転倒に関するリスクマネジメント
1.食事の自立支援
―認知症の人の食べる力を引き出す環境づくり
2.食事に伴うリスクマネジメント
1.排泄のメカニズム
2.排泄ケアの実際
1.認知症の人にとっての入浴とは
2.認知症の人が、快適に、
安心して入浴できるための環境づくり
3.できるはずのことを奪わないための自立支援
―入浴動作のアセスメント
4.組織としてのリスクマネジメント
5.その他
1.認知症の人とそうでない人のトラブル
2.認知症の人同士のトラブル
6 認知症の人のためのケアマネジメント
7 虐待について
8 成年後見制度について
9 若年性認知症とケアの課題
10 災害時のケアと課題
11 認知症の終末期ケア
12 家族のケア
13 認知症医療とケアの今後の課題
Q&A
【1】 物語の始まり
【2】 認知症の医学的知識
【3】 認知症の原因疾患
【4】 認知症の心理学的特徴
【5】 認知症ケアの理念
【6】 認知症ケアの実際 パーソンセンタード ケア
【7】 認知症ケアの作法
【8】 グリーフ ケア
【9】 地域におけるサポート体制と連携
【10】 災害時における認知症ケア
まえがき
・認知症は身近な病気です
・家族が認知症かと疑い始めるのはどんな時か
・家族に押し寄せる不安
・認知症とはどんな病気か
・健康な人のもの忘れとの違いは
・家族が認知症かどうかを見極める3つのポイント
・本人には嘘をつかないで病院へ連れて行きましょう
・医師による正しい診断
・長谷川式認知症スケールとは
・認知症の重症度評価とは
・告知について
・アルツハイマー型認知症
・血管性認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症
・軽度認知障害
・その他
・若年性認知症について
・認知症と間違いやすい状態
・認知症の人に起こるさまざまな症状とその対応
・認知症の人の思い
・「パーソンセンタード ケア」を目指しましょう
●コラム「ケアする心」
・自分の視点で介護をしないこと
・認知症の人との接し方
・健康管理に目を配りましょう
・介護する側とされる側との関係性による負担の違い
・虐待について
・介護ストレスを招かないための工夫
●コラム「笑ってください」
・介護サービスを利用する方法
・居宅サービスと施設サービス
・施設に入居することになったなら
・終末期を迎えたら
・認知症の予防について
・認知症の予防対策
・認知症予防のまとめ ― 認知的予備力を貯える
・「認知症の人と家族の会」について
・「認知症でもだいじょうぶ」町づくりキャンペーン
・成年後見制度について
・老いについて思うこと
はじめに
第1章 ケアについての私の考え方
第2章 私とパーソンセンタードケア
第3章 認知症の人が医師に求めること
― 認知症と医療
第4章 認知症施策と私の考え
第5章 私が認知症に出会うまで
chronicle ─あとがきに代えて